バレーボールのVリーグ1部サントリーに3年ぶりに復帰した柳田将洋(28)が5日、1部全チームの選手が集まるオンライン会見に参加。男子日本代表では主将だが、所属チームではキャプテンの大宅を支える役割を担う。「結果を残せるシーズンにしたい」と2006-07シーズン以来の優勝を目指す。

古巣に復帰した柳田が、チーム内の意識変革を図っている。ドイツとポーランドリーグで戦ってきた経験を経て、若手選手も多くなったサントリーには「指摘し合う環境がチーム内に浸透していない」と感じた。「ゲーム中に悪い癖を見つけたら、選手で解決できるように」と選手同士で何でも言い合える環境作りを心掛ける。

主将の大宅の信頼も厚い。「柳田選手が入ってきてから『ダメなものはダメ』と言ってくれている」と既に効果を発揮している。

開幕戦は17日に第一総合運動場市民体育館(スカイアリーナ)で行われるウルフドッグス名古屋戦。「高揚感や緊張感を力に変えたい」と意気込む28歳は、3年ぶりに参戦するVリーグで飛躍を誓う。

【平山連】