15年ラグビーワールドカップ(W杯)日本代表のWTB山田章仁(35=NTTコミュニケーションズ)が13日夜、三菱地所主催の「オンライントークラグビー世界大会2020」で司会進行役で出演し、猛省した。

19年W杯日本代表のFB山中亮平(32=神戸製鋼)と元スコットランド代表主将でSHのグレイグ・レイドロー(35=NTTコミュニケーションズ)をゲストに招き、山田は視聴者とのトークを盛り上げた。

終盤、ある女性から山中へ「昨年のW杯で『瞬間最高視聴率男』と呼ばれるのはどうですか?」との質問が飛んだ。それを受けて、山田は「素晴らしい質問。○○さん(女性)には、ぜひ運営側に入ってもらいたいぐらい」と絶賛し、「この話題は自分もどこかで絶対に出さないとと思っていた。出せるタイミングがなく、(司会進行役として)反省ですね」と肩を落とした。

1年前のW杯で「最も盛り上がった場面」の1つが、スコットランド戦で途中出場の山中が密集から出たボールを観客席へ蹴り出し、日本代表が史上初の決勝トーナメント進出を決めたシーンと言われている。その時の瞬間最高視聴率は53・7%を記録し、山中が「瞬間最高視聴率男」と呼ばれるようになった。

この日、当時の出来事を思い返した山中は「あの時は本当にうれしくて、お客さんのところへ喜びをボールで届けたいと思った。思い切り蹴って、ボールはどこへいったか覚えてないぐらい」と笑みを見せた。山田が「視聴率53%だと街中で振り向かれたりするの?」と聞くと、山中は「背もあるので…たまに気づかれたりします」と控えめな様子で返し、場を盛り上げていた。