バスケットボールBリーグのレバンガ北海道は21日、ホーム秋田戦(札幌・北海きたえーる)に臨む。20日、試合会場で前日練習を公開し、2年目の中野司(23)が絶好調の3点シュートを武器にホーム初白星を誓った。6試合でチーム最多(リーグ16位)11本の3点シュートを決めている。総得点でもチーム日本人最多の63点と奮闘し、「トータルすれば順調かなと思う」と手応えを口にした。

身近な名手の背中を追う。3点シュートは昨季限りで現役を引退した折茂武彦社長(50)の代名詞。同じシューティングガードとして「現役時代、一緒にプレーできたのは、自分にとってすごく大きな力になった。シューターとしてすごく成長させていただける」とあこがれの存在だ。現在39・3%と高い成功率で、後継者になりつつある。

シュートに関して宮永雄太監督(39)からの「期待している」の言葉が、さらに自信を高める。「もっと勝負どころのシュートを決めきりたい」。前節島根とのホーム開幕2連戦は勝利に届かなかった。ホームでファンと喜び合う瞬間へ、準備はできている。【保坂果那】

○…主将の橋本竜馬(32)がさらなる得点演出を狙う。現在は多嶋と並ぶチーム最多21アシスト。今季全6試合先発している司令塔として「自分としては(満足度は)50点くらい。もっともっと精度を上げていかないといけない」と貪欲だ。ホーム初勝利を目指す秋田戦へ、「必死にボールを追い掛けたり、相手に守備する姿を勝利に結び付けたい」と約束していた。