サーフィンの日本代表「波乗りジャパン」が3日、代表選考会が行われた千葉・釣ケ崎海岸で会見を行った。東京オリンピック(五輪)最終予選に当たる来年5月のワールドゲームズ(WG)に出場する選手が出席し、大会への意気込みを語った。

出席したのは、五十嵐カノア(23=木下グループ)を除く日本代表男女5人。この日現地で行われたジャパンオープン優勝の前田マヒナ(22)と大原洋人(23)のほか、女子は松田詩野(18)、都筑有夢路(19)、男子は村上舜(23)が参加した。ハワイ生まれの前田は「日本代表に選ばれてすごくうれしい。(大会に向け)自分のメンタルを上げて頑張ります」。大原は「来年は表彰台を狙いたい」と力強く宣言した。

東京五輪代表は男女最大各2枠。WGの成績次第で内定者が決まる。日本サーフィン連盟の強化本部長代行を務める宗像富次郎氏は「世界戦で勝利を勝ち取りにいけるメンバーだと思っている。女子はまだオリンピックの2枠を確保できていないが、獲得するために頑張りたい」と話した。【平山連】

◆サーフィンの東京五輪への道 東京五輪代表枠は男女最大2枠。最終予選に当たる来年5月にエルサルバドルで行われるWGで決まる。男子上位5人、女子上位7人が東京五輪出場権を獲得する。五十嵐カノアはWGに出場すれば五輪代表に内定する。条件付き内定を得ている松田、村上は成績次第で代表内定となる。