昨季インターハイ女王の吉岡詩果(17=植草学園大付高3年)がショートプログラムに続きフリーでも113・89点で2位とし、合計174・12点で2位と表彰台に上がった。

昨年はジュニアカテゴリーで勝ち取った全日本選手権出場を、シニア初年度の今季は予選会を経て勝ち取った。「今回は表彰台はあまり考えて無く、自分の中で全日本に行けることが目標で東日本にきたので、表彰台に乗れてうれしいです」と初々しく喜んだ。

フリーはスーザン・ボイルが歌う「メモリー」。中盤のダブルアクセル(2回転半ジャンプ)につける3回転トーループが1回転になるミスに「少し焦ってしまって、次のスピンの順番を間違えましたが、その後に落ち着いて他のジャンプにいけたのは良かった」。気持ちを切り替えて、後半に組み込んだ単発の3回転、フリップ、ルッツ、ループを決めた。

昨年は全日本選手権で10位と存在感を放った。「ショート、フリー、ノーミスの演技をできるように。何位はまだ考えてないんですけど、去年よりいい結果が出たらいいかな」。朗らかにほほ笑んだ。