かえる軍団の冒険が終わった。短水路(25メートルプール)で競う競泳国際リーグ(ブダペスト)に初参戦した「東京フロッグキングス」(北島康介GM)は15日、終戦を迎えた。準決勝第1組で4チーム中3位で上位2チームの決勝を逃した。

今井月(20=日本コカ・コーラ)は、女子100メートル個人メドレーで、池江璃花子の日本記録に0秒02差の57秒77で1位になった。得意の個人メドレーで「スプリント女王」サラ・ショーストロム(スウェーデン)を撃破した。「サラ選手がいて、どうなるかわからないと思ったが、優勝できてよかった。自己ベストだけど、日本記録を出したかったなと思いました」と笑顔を見せた。

ISLでは連戦の中で個人メドレー、平泳ぎ、自由形と数多くの種目に出場した。「本当にいい経験をさせてもらった。タイトでハードなレースをして自信になった。急にこのレースを泳げ、といわれても泳げる強さを身につけたい」。

次戦の日本選手権(12月3~6日、東京アクアティクスセンター)に向けて「5戦もやっていい泳ぎができたので、また挑戦していきたい」と意欲的だった。