ショートプログラム(SP)首位の坂本花織(20=シスメックス)がGPシリーズ初優勝を果たした。153・91点を記録し、合計229・51点。国際スケート連盟(ISU)非公認ながら、自己ベストの223・65点を大きく上回る演技で、得点を見ると「うぉ~!」とさけんだ。

「とても緊張したんですけれど、練習通り滑れました。緊張しすぎてコレオ(シークエンス)の部分しかアピールできなかったけれど、練習通りできたのが一番良かったなと思いました」

冒頭のダブルアクセル(2回転半)、フリップ-トーループの連続3回転から流れに乗り、2季連続の「マトリックス」を演じきった。

「(12月の)全日本(選手権)では、パーフェクトな演技ができるように頑張りたいです」

地元の関西で笑みがはじけた。