男子テニスで、日本のエースの錦織圭(30=日清食品)が16日、都内の児童養護施設をサプライズで訪問した。

契約するユニクロが、全国の児童養護施設や難病児支援施設など計369施設を対象に、約10万点のエアリズムマスクや、冬物衣料2640点の寄贈を、この日から開始。その先駆けとして、錦織が訪問し、同マスクや冬物衣料のプレゼントが入った箱を、施設の代表者に手渡した。

錦織は「今年は、新型コロナウイルス感染症の拡大により、子どもたちも生活や精神面で大きな影響を受けたと思う。今日は、そんな中でも、明るい子どもたちの姿に勇気づけられた。お届けしたプレゼントで、元気に新しい年を迎えてもらいたい」とコメントした。

今回の寄贈は、経済的事情などによりマスクや衣料といった生活必需品を必要とする子どもたち、および感染リスクの高い難病児への支援を目的として実施するものだ。支援物資は、日本財団が展開する「子どもサポートプロジェクト」の「第三の居場所」事業と「難病の子どもと家族を支えるプログラム」事業および、児童養護施設を支援する一般財団法人「みらいこども財団」を通じて、全国の施設に届けられる。