男子決勝は城南中(秋田)がNLG INFINITY(群馬)に91-70で快勝した。背番号7の高山翔弥と同9の高山凌弥(ともに3年)は双子の兄弟。決勝ではファウルトラブルの兄翔弥に代わってコートに入った弟凌弥が3点シュートを決めるなど、2人で力を合わせて頂点に立った。

髪の毛が少し長めの兄は「大会を通じて自分の役割を果たすことはできたと思う。優勝できて嬉しい」と笑顔。短髪の弟は「決勝ではシュートの調子は良くなかったが、守備で頑張れた。目標にしていた日本一になることが出来た」とうなずいた。

父や5歳年上の兄の影響を受け、双子の兄弟は小1からバスケットボールを始めた。幼いころから一緒にドリブルし、パスを交わし合ってきた2人。弟は「あんまり仲良くないですよ」と冷たい口ぶりだが、兄は「今大会でも、凌弥からいいアシストをもらう場面があった。心が通じ合っていたと思う」とにっこり。中学卒業後も、2人で同じ高校に進むことを希望している。次のステージでも、息の合ったプレーを見せていく。【奥岡幹浩】