カーリングの全農日本混合ダブルス選手権は27日、プレーオフなどが行われ、18年平昌五輪(ピョンチャン・オリンピック)男子4人制でスキップを務めた両角友佑(TM軽井沢)の22年北京五輪出場の可能性が、混合ダブルスでもなくなった。

両角友は北沢育恵(中部電力)とのペアで1次リーグA組3位となり、C組3位だった吉田夕梨花(ロコ・ソラーレ)松村雄太(コンサドーレ)組とベスト8の最後の1枠を懸けて対戦。中盤以降の追い上げ及ばず6-8で敗退した。北京五輪出場のためには今大会優勝が最低条件だった。

4人制での北京五輪への道はすでに消滅し、コーチを務める4人制女子の中部電力も五輪出場は極めて厳しい状況。両角友は「北京へ向けてはこれでひと区切り。これから各方面と話し合うが、僕自身はやりたい気持ちはある」と、競技者や指導者を続けることへの意欲を示した。北沢も「悔しい思いを糧に成長したい」と話した。