ハンドボール女子日本代表「おりひめジャパン」の ウルリック・キルケリー監督が2日、滞在先のデンマークからオンライン取材に応じ、都内で5日から始まる代表合宿を前に「オリンピックスピリットを出していく時期。チーム内でしっかり雰囲気をつくり、技術的な部分に集中して取り組む」と話した。

前日に行われた東京五輪1次リーグの組み合わせ抽選会で、日本はオランダ、モンテネグロ、ノルウェー、韓国、アンゴラと同組に入った。過去の対戦成績などを踏まえた上で、指揮官はアンゴラとモンテネグロに勝つ確率は十分あると分析。「自分たちを信じて2勝を挙げ、準々決勝に進みたい」と見据えた。

19年世界選手権(熊本)を制したオランダとは初戦で対戦する。厳しい戦いを覚悟しつつも、「簡単には行かせないし、勝てるようにしっかり準備して臨みたい」。その強豪とは17年世界選手権(ドイツ)で延長にもつれ込む熱戦を演じたことも口にし、奮闘を誓った。