フィギュアスケート女子で16年世界ジュニア選手権優勝の本田真凜(19=JAL)が、初の冠番組で新たな引き出しを増やした。

8日、オフシーズン限定の料理バラエティー番組「フィギュアスケーター本田真凜のすべらないクッキング」配信が発表された。「ひかりTV」またはNTTドコモが提供する「dTVチャンネル」の総合エンターテインメントチャンネル「ひかりTVチャンネル+」で、5月2日に独占先行配信。アスリートフードマイスターと野菜ソムリエの資格を持つ母の直伝レシピを基に手料理を披露する。

初回は「野菜たっぷり玄米太巻き」、2回目は「かき玉豆腐サンラータン」に挑戦した。本田にとっては学びの多い時間になり、母への感謝を再確認したという。

「家にいたら本当に任せっきりで料理をあんまりしなくて、1人で合宿とか海外遠征に行った時に、時々、時間短縮な料理をパパッと作る感じでした。栄養素とかについてもあらためて学べて、自分で簡単に作れると分かったので、また同じ料理を作ってみれたらいいなと思いました」

従来は米国と日本を拠点にしてきたが、今季は新型コロナウイルスの影響により日本での活動が続いた。さらには20年12月の全日本選手権を直前のめまいで棄権。オフシーズンの気分転換を経て、7月から始まる来季へ思いを込めた。

「去年はコロナの中でいろいろ状況が変わって、大変だったこともありました。今年は出場できる試合やアイスショーを全て大切にして、自分自身も楽しく、皆さんにも元気を与えられるような選手になれたらいいなと思います」

「GAORA SPORTS」「GAORA Bros.」でも今後、未使用映像を盛り込んだ特別編集版での番組配信を予定している。