4年ぶり3度目の優勝を目指す日本の羽生結弦(26=ANA)が、午後4時10分からの回に登場した。

午前は姿を見せず。迎えた午後の曲かけではフリー「天と地と」を選択した。跳んだジャンプは以下の通り。

<1>4回転ループ

<2>2回転サルコー

<3>トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)-2回転トーループ

<4>3回転ループ(手をつく)

<5>4回転トーループ-3回転トーループ

<6>4回転トーループ-1回転オイラー-3回転サルコー

<7>3回転半(少し乱れて首をひねる)

曲かけ以外では4回転サルコー単発の2連続成功や3回転半3連続成功など感覚を入念に確かめた。3月の世界選手権から帰国した後の隔離があったため「大阪に入ったのは今日」だったといい、その中でもブランクを感じさせない動きだった。

また、世界初の成功を目指すクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)については、今大会で投入しないことを明言。「このスケジュールでアクセルに挑むのは無理。僕の気持ち優先よりも、みんなの力になれるように頑張りたい」とチームのために封印する。

日本の前回優勝に貢献した17年大会以来2大会ぶりの出場となる。宇野昌磨(23=トヨタ自動車)とともに日の丸を背負う男子のショートプログラム(SP)は15日午後6時25分から開始。10番滑走の羽生は午後7時38分に登場予定となっている。フリーは翌16日の午後6時10分から始まる予定だ。【木下淳】