新潟アルビレックスBBが富山グラウジーズに85-83と競り勝ち、連敗を2で止めた。第3クオーター(Q)、61-61からSG西田優大(22)が3点シュートを決めて64-61と勝ち越し。チームを乗せる1本の後、新潟はリードを許さなかった。

ルーキーが流れを引き寄せた。第3Qの残り17秒、西田は落ち着いて狙った3点シュートがネットに収まる。「相手がゾーンを敷いてくることは予想できていたので思い切って打つことを意識した」。

富山はCスミスがこの日は出場停止。外国籍選手はPFマブンガ1人。それでもハードに守ってくる中、西田が勝負どころを抑えた。2本の3点シュートで6得点。いずれも第3Qにマークした。1本目の3点シュートも55-61から追い上げに拍車をかけた。「もっと決めなければならないオープンがあったが、まず2本成功して良かった」と胸をなでおろした。

東京オリンピック日本代表候補にも選出されるなど、注目度は高い。期待に応える勝負強さが勝利につながった。【斎藤慎一郎】