コロナ禍の活動中断などを挟み、1年4カ月ぶりの対外試合に臨んだ1次リーグB組の日本(世界ランキング42位)は、格上の中国(同29位)に57-66で敗れ、通算1勝1敗となった。

立ち上がりの動きが重く、序盤からリードを許す展開を強いられた。最大22点差を付けられた中で、第4クオーターに金丸晃輔(三河)や比江島慎(宇都宮)の3点シュートで一時7点差まで詰め寄るなどしたが、及ばなかった。

フリオ・ラマス監督は「今回は中国のほうが内容が良かった」と振り返り、とくに序盤から中盤にかけてシュート精度を欠いたことに関しては、「相手のディフェンスに対し、前半なかなか対応できなかった」と振り返った。

いずれもベンチスタートだった比江島と金丸がチーム最多タイの12得点をマーク。比江島は「点数が伸び悩び、難しい時間帯が多かった」と試合を振り返りつつ、激しい守備からの速攻で得点を重ねた終盤の戦いぶりには一定の手応えを口にした。

日本代表として初出場のエドワーズ・ギャビン(千葉)はファウルトラブルに見舞われたものの、8得点6リバウンドとゴール下で存在感を示した。張本天傑(名古屋D)も11得点6リバウンドと奮闘した。

日本は18日に台湾、19日には再び中国と対戦する。