日本代表は後半に規律が乱れ、失点する場面があった。後半の反則数は、アイルランドの「1」に対して「7」だった。後半20分以降は自陣での守りの時間も増え、31-33で迎えた同22分、29分にPGを連続で決められ8点差で惜敗した。

後半から途中出場したSO松田力也(パナソニック)は「リザーブとして試合にインパクトを与えられるよう準備していたが、相手のプレッシャーも強く日本の持ち味の速いテンポのラグビーを遂行できなかった。今後の生かせる良い材料を頂いた」。フッカー堀越康介(サントリー)は「セットプレーで多少ミスがあり、そこは改善しないといけない」と反省した。

この日、取材対応はなかったが、6月26日の全英・アイルランド代表ライオンズ戦の試合後、プロップ稲垣啓太(パナソニック)は今後の課題に「規律」を挙げ、「テストマッチではペナルティー1つで相手に3点、7点とチャンスを与えてしまうので、それをなくす規律を守ることが重要」と話していた。