日本スケート連盟は14日に理事会を開き、22年北京五輪の各競技の日本代表選考基準を承認した。

フィギュアスケートの男子シングルは22年北京五輪には最大3枠を確保している。共通の基準として以下が示された。

 

<1>全日本選手権大会優勝者を選考する。

 

<2>以下のいずれかを満たす者から総合的に判断して1名選考する。

A) 全日本選手権大会2位、3位の選手

B) 国際スケート連盟(ISU)グランプリファイナル出場者上位2名

C) 全日本選手権大会終了時点でのISUシーズンベストスコア上位3名

 

<3>以下のいずれかを満たす者から総合的に判断して、<1>、<2>で選考された選手を含め3名に達するまで選考する。

A) <2>のA)B)C)に該当し、<2>の選考から漏れた選手

B) 全日本選手権大会終了時点でのISUワールドスタンディング上位3名

C) 全日本選手権大会終了時点でのISUシーズンワールドランキング上位3名

D) 全日本選手権までに強化部が派遣した国際競技会、および強化部が指定した国内競技会(※1)におけるシーズンベストテクニカルスコア(※2)上位2名

 

各1組が出場するペア、アイスダンスは以下。(ペアは2枠の権利があったが、該当組がおらずに1枠)

 

以下のいずれかを満たす組から総合的に判断して選考する。

A) 全日本選手権大会最上位組

B) 全日本選手権大会終了時点でのISUワールドスタンディング最上位組

C) 全日本選手権大会終了時点でのISUシーズンワールドランキング最上位組

D) 全日本選手権大会終了時点でのISUシーズンベストスコアの最上位組

 

なお注釈として全日本選手権の出場を必須とした上で、以下の要件も記された

「最終選考会である全日本選手権大会への参加は必須である。ただし、過去に世界選手権大会3位以内に入賞した実績のある選手が、けが等のやむを得ない理由で全日本選手権大会へ参加できなかった場合、不参加の理由となったけが等の事情の発生前における同選手の成績を上記選考基準に照らして評価し、大会時の状態を見通しつつ、選考することがある」。

 

 

※1 強化部が指定した国内競技会は以下。

東日本選手権、西日本選手権、東日本ジュニア選手権、西日本ジュニア選手権、全日本ジュニア選手権、全日本選手権

 

※2 当該シーズン対象競技会(同一競技会内)における、最も高かったショートプログラムとフリースケーティングの合計得点