東京五輪代表の寺内健(41)坂井丞(29=ともにミキハウス)組が、7度目の優勝を飾った。五輪後初の試合で、息の合った演技を見せて397・02点をマークした。同種目が実施されなかった昨年を挟んで、15年から6大会連続優勝となった。

東京五輪は393・93点をマークして、5位に入った。銅メダルまで約10点差だった。日本飛び込み界悲願の五輪初メダルに手が届く距離まで近づいた。技の難易度よりも完成度で戦うスタイル。寺内は「本当に戦えるかと2人で何度も考えたが、試合を終えて、戦える、と。まだ伸びしろを感じた」と話していた。

国内大会であるが、東京五輪での得点を上回って、さらなる可能性を示した。