初日の1500メートルを制した平井亜実(24=トヨタ自動車)が1000メートルも制し、2季前のリベンジを飾って2冠を達成した。

決勝は残り4周で菊池萌水(29=KHネオケム)を内側から抜き、そのまま逃げ切った。中京大4年だった19年大会も1500メートルで優勝したが、1000メートルは2位。成長を結果で証明し「2シーズン前は1500(メートル)を取ったから満足していた部分があった。気持ちの面でも成長できました」と冷静に喜んだ。

初出場を目指す22年北京五輪は、10月から始まるW杯4大会で日本の出場枠が決まる。日本女子の中心的存在として「レースの中でも成長できる。今の調子でどれだけ世界との差が縮まっているか。どんどん挑戦したい」と攻めていく。【松本航】

 

【女子の結果】

◆500メートル(25日)

〈1〉菊池純礼(富士急行)

〈2〉平井亜実(トヨタ自動車)

〈3〉菊池萌水(KHネオケム)

◆1000メートル(26日)

〈1〉平井亜実(トヨタ自動車)

〈2〉菊池萌水(KHネオケム)

〈3〉菊池純礼(富士急行)

◆1500メートル(25日)

〈1〉平井亜実(トヨタ自動車)

〈2〉菊池純礼(富士急行)

〈3〉神長汐音(全日空商事)