日本オリンピック委員会(JOC)は7日、臨時の評議員会と理事会を都内で開き、来年2月の北京オリンピック(五輪)の日本選手団総監督に、98年長野五輪スキージャンプ男子団体金メダリストの原田雅彦氏(53)を充てることを決めた。団長には、日本スケート連盟の伊東秀仁フィギュア委員長(60)が就任する。

JOCは2人の選任理由について「氷と山、それぞれの部門で力を発揮していただきたいと選んだ」と説明した。JOCによると、原田氏と伊東氏は「プレーブック(=コロナ対策規則集)が出ていなくて、まだ分からないことが多いが、東京五輪の成績が良い意味で、自分たちのプレッシャーとして頑張りたい」と意気込んでいたという。

原田氏は15年から全日本スキー連盟理事を務め、今年6月にJOC理事に就任した。伊東氏は14年ソチ、18年平昌両五輪の日本選手団総監督で、JOC北京五輪対策プロジェクト座長を務めている。