9GP第2戦スケートカナダに2大会連続五輪出場が懸ける田中刑事(国際学園)はSP78・83点で6位となった。9月に行われた中部選手権で2連覇した山本草太(中京大)は同78・78点で7位だった。

第1戦スケートアメリカで3位だったネーサン・チェン(米国)が同106・72点で首位発進した。


順位選手得点
ネーサン・チェン106.72
ジェイソン・ブラウン94.00
キーガン・メッシング93.28
マカール・イグナトフ89.79
エフゲニー・セメネンコ87.71
田中刑事78.83
山本草太78.78
アレクサンドル・サマリン78.55
コンラッド・オーゼル73.19
10ロマン・サドフスキー72.94
11樋渡知樹72.92
12モリス・クビテラシビリ71.60

田中刑事

4S/3A/FCSp/CSSp/3F+3T/StSq/CCoSp

冒頭の4回転サルコーは手をつきそうになるがこらえて着氷。トリプルアクセルはダブルになった。3回転フリップ-3回転トーループは後半のジャンプが2回転になった。演技後は笑顔なく少しく悔しい表情に。

GPスケートカナダ男子SP 演技する田中刑事(AP)
GPスケートカナダ男子SP 演技する田中刑事(AP)

山本草太

4S/3A/FCSp/3F+3T/CSSp/StSq/CCoSp

冒頭の4回転トーループは高いジャンプから着氷。予定していたトリプルアクセルは抜けてダブルアクセルになった。3回転フリップ-3回転トーループは着氷した。

GPスケートカナダ男子SP 演技する山本草太(AP)
GPスケートカナダ男子SP 演技する山本草太(AP)

<出場選手>

グループ1

コンラッド・オーゼル(カナダ)

山本草太(中京大)

ロマン・サドフスキー(カナダ)

マカール・イグナトフ(ロシア)

樋渡知樹(米国)

田中刑事(国際学園)

グループ2

エフゲニー・セメネンコ(ロシア)

アレクサンドル・サマリン(ロシア)

モリス・クビテラシビリ(ジョージア)

キーガン・メッシング(カナダ)

ジェイソン・ブラウン(米国)

ネーサン・チェン(米国)


◆グランプリ(GP)シリーズ 欧州、北米、アジアを巡る6戦。勝ち残った6人、6組だけが、その先の大阪でのGPファイナルのリンクに立つことを許される。男子39人、女子45人、ペア26組、アイスダンス35組、20カ国から集うトップスケーターたちが出場2試合の成績で決まる日本行きの切符をかけ、熱き氷上バトルを繰り広げる。

◆フィギュアスケート北京五輪代表選考 シングルは男女ともに最大3枠を確保しており<1>全日本選手権(12月)優勝者が1人目<2>全日本2、3位、GPファイナル出場者上位2人、全日本終了時点の国際スケート連盟(ISU)シーズンベストスコア上位3人、の中から2人目<3>最後に(2)で漏れた中からISU世界ランキングなどを総合的に判断して3人目を決める。全日本出場は必須だが、過去に世界選手権3位以内など実績を持つ選手が、けが等でやむなく参加できなかった場合の救済措置もある。