瀬戸大也(27=TEAM DAIYA)が、萩野公介さんの日本記録を0秒01更新した。短水路(25メートルプール)で行われるW杯で、100メートル個人メドレーに出場。予選で51秒64をマークして全体1位通過。決勝では前半の50メートルを2番手で折り返してペースアップ。トップのロシア選手を逆転。51秒29でV。2位と0秒02差と大接戦を制した。

優勝タイムは、萩野公介さんが持っていた従来の日本記録51秒30を、0秒01上回った。24日に引退を表明した長年のライバルの記録を、7年ぶりに更新した。

瀬戸は23日までW杯ドーハ大会で4種目を制してMVPを獲得したばかり。ロシア大会に転戦して、第1日から日本新記録となった。瀬戸は23日に競泳界4人目のプロスイマーを宣言。世界各地を転戦しながら、強化を図っている。【益田一弘】