4年連続の出場となる山本草太(21=中京大)が、ケガによる欠場が決まった羽生結弦の心中を察した。

代替出場という形になり、「不安やプレッシャーはありますし、試合になると出てくると思うんですけど、僕も5年前にケガしてNHK杯に出場できなかった経験があり、悔しい思いもたくさんありました。羽生選手からのバトンを、僕自身のスケート人生にもつなげていけたらなと思います」と機会を見定めた。

今季は山田美穂子コーチに師事し、10月のGP第2戦スケートカナダで7位としていた。帰国後の隔離期間は早朝や深夜などに練習し、十分な量と質は確保できなかったが、「少ない時間でも、カナダ大会の課題の、ジャンプの精度、スピンのレベル、ステップのレベルや、表現を美穂子先生とガラッと変えて、質良く練習はできた。カナダの課題をクリアしたい」と挑む。