ショートプログラム(SP)3位の三浦璃来(19)木原龍一(29)組(木下グループ)が早朝の調整を終えた。

フリーに向けた曲かけでは3回転-2回転-2回転の3連続トーループやスロー3回転ループ、3回転サルコーなどを着氷。先月の第1戦スケートアメリカで三浦が転倒し、壁に激突して流血打撲したスロー3回転ルッツは練習では見送った。

曲が終わると、同じく回避していた大技のリフトやスピンなどを確認し、予定時間を4分ほどで切り上げて笑顔で引き揚げた。

スケートアメリカでは、日本人同士のペアでは初の銀メダルを獲得。2戦目の今大会は前日のSPで自己ベストの73・98点をマークした。「前回の自分たちに勝てるように」(三浦)「コツコツと209点を目指す」(木原)と、合計208・20点の更新とGPファイナル(12月、大阪・東和薬品RACTABドーム)進出を目指すフリーは午後1時10分ごろスタート予定となっている。【木下淳】