ショートプログラム(SP)首位で3年ぶりの優勝が懸かる宇野昌磨(23=トヨタ自動車)が、SPでの課題克服へ1歩目を踏み出した。

フリー「ボレロ」をかけての通しで、4回転-3回転の連続トーループを成功。SPでは4回転-2回転とし、後半が2回転となったことを「『悔しい』というか『良くないな』と思う」と反省していた。この日に向けては「『フリーでいい演技をしたい』とは思っていますが、(仮に)失敗していても、成長できるような、フリープログラムを最後まで滑りきります」とキッパリ。トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)はミスが目立ったが、35分の練習時間内で修正した。

男子フリーは午後7時35分開始。2位のジョウ(米国)とは3・07点差がついている。宇野は最終11番滑走(同9時9分ごろ)となっており、成長への欲を演技に込める。【松本航】