実力を見せつけられた。アランマーレ秋田がデンソーに54-82と敗れ、開幕8連敗。第1クオーター(Q)を終えて22点の大差がつく苦しい展開となり最後までその差を詰めることができなかった。田中陽子(23)が両軍最多の3点シュート(3P)4本を決め12得点。今季2度目のチーム50得点以上試合に貢献した。

出だしからやられた。強力なインサイド攻撃を受け連続失点し、中を固めても難しいシュートを決められる。さらに外からも得点を重ねられた。小嶋裕二三ヘッドコーチ(54)は「バスケットとしては、相手に極めて理想的な展開で攻められてしまった」と悔やんだ。攻撃は前日の一戦を経て、より強度が高まった相手守備に阻止され、インサイドを崩せないまま、第1Qは9得点と圧倒された。

ホームでの連敗脱出はならなかったが、この日の3P成功率は5日三菱電機戦で記録した40・9%に次ぐ33・3%をマーク。今後は富士通、ENEOSの上位相手のアウェー4連戦。田中は「ディフェンスでは運動量で負けずにボールマンに当たること。(オフェンスでは)自分でしっかりチャンスを作ってスリーポイントをしっかり決めきりたい」と目標を定めた。アウェーでもチーム一丸となり、強豪に一泡吹かせてみせる。【相沢孔志】