1つ下のカテゴリーとなるノービスの全日本女王、13歳の島田麻央(木下アカデミー)が4位発進した。

ノービスでは行われないSPで演技後半のルッツ-トーループの連続3回転ジャンプなどを着氷させ、61・76点を記録。65・34点で首位の住吉りをん(東京・駒場学園高)と3・58点差につけ、演技後は落ち着いた表情で「ショート(SP)がある試合に出るのがなかなかなかったので、すごく緊張したんですけれど、一応大きなミスなく終われたので良かったです」と振り返った。

前回大会も今季同様にノービスA(6月30日時点で満11~12歳)ながら3位に食い込み、00年安藤美姫以来、ノービス女子で20年ぶりとなる表彰台の快挙を成し遂げた。21日のフリーでは日本女子で唯一跳べる4回転トーループを組み込み、さらなる高みを目指す。

「難しいジャンプが入っているので、そこで降りても、失敗しても、他のジャンプにミスが出ないようにしたいです。楽しむことと、自分ができる一番の演技をしたいです」

26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪を目指す逸材が、努力の成果をぶつける。【松本航】