B1リーグが3週間の中断を経て再開する。新潟アルビレックスBBは4、5日、秋田ノーザンハピネッツとアオーレ長岡で対戦。3日は同会場で練習を行った。左足負傷で離脱していたSG佐藤公威(37)が11月10日の川崎戦以来3試合ぶりに出場する。チームは現在11連敗中で、ベテランがトンネル脱出の起爆剤になる。また両日、Wリーグも同時開催。新潟ラビッツは“前座”でトヨタ自動車と対戦する。

「日に日に動きが良くなっている」。この日の練習で佐藤は1対1のタイトな守備と積極的なシュートで好調さをアピールした。11月30日に全体練習に復帰したばかりだが平岡富士貴監督(47)は「状態は心配ない」と信頼を寄せる。

10月末の天皇杯で左足を痛めた。11月16日からの中断期間のチーム強化練習では別メニューだった。それでも「体力は思ったより落ちていない」と言う。体の切れをなくさないようにゴムチューブを使いシャドーボクシングをするなど最善を尽くしてきた。

負傷前は3点シュートの成功率40・9%。「勝ちたい。そういう雰囲気にチームを持っていく」と気を引き締めた。【斎藤慎一郎】