新年最初のホームゲームでブースターに勝利を届けられなかった。東地区5位の山形ワイヴァンズが西地区3位の熊本ヴォルターズに68-93で大敗。河野誠司主将(32)を中心に試合を組み立てたが熊本のディフェンスを崩すことはできなかった。

第1クオーター(Q)は一進一退の攻防を繰り広げて21-23。しかし、第2Qは思うように得点を重ねることができず、ファウルも絡み、33-47と大きくリードを許した。

第4Qに一矢報いた。第3Qも44-69とさらに差を広げられて迎えた最終Q、ペイントエリアの外からの攻撃が息を吹き返した。外からは第1Qで3点シュート(3P)3本を沈めて以降、うまく機能していなかった。だが、第4Qだけで6本の3Pを成功。そのうち4本を途中出場の高橋浩平(25)が沈めた。ミオドラグ・ライコビッチ・ヘッドコーチ(HC=50)は「高橋が良いプレーをしてくれた。長い間、彼のこのプレーを待っていました」と評価。25点差の大敗だったが、今日23日の第2戦に勢いをつなぐ形で試合を終えた。

第13節の同カードは1勝1敗。第1戦は攻守がかみ合い、72-69と接戦をものにした。ライコビッチHCは「(13節の)第1戦ではやりたいことができた。全員でプラスアルファの努力をしていきたい」。うまく攻守を機能させ、何としても今年最初のホーム「1勝」をつかみ取る。【濱本神威】