女子テニスの彭帥(35=中国)が5日、北京五輪で国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長と面会したと明かした。7日付のフランス・スポーツ紙、レキップが、彭帥の独占インタビューを掲載。その記事の中で、彭帥自身が明かした。また、現役引退も表明した。

彭帥は中国共産党の元高官から性的関係を強要されたと、昨年の11月2日に自身のSNSに投稿。すぐさま投稿は削除されたが、それ以降、彭帥とテニス界は連絡が取れなくなった。ツアーや女子テニス選手を統括する女子テニス協会(WTA)が困惑し、同14日に声明を出した。

また、IOCは同21日に「バッハ会長が彭帥とテレビ電話で話し、無事を確認した」と、突然に公表。この件で、北京五輪の開催を控えていたことで、IOCは中国のプロパガンダに協力したと批判を受けていた。