2月14日、アルファタウリは2022年型マシンAT03を発表した。オンライン映像とレンダリング画像で明らかにしたもの。

接近バトル促進のため空力面を完全刷新した2022年技術規定に合わせ、マシンはルックスが大幅に変化。前後ウイングはグラマラスかつシンプルな形状になり、代わってマシン底面と地面との空間で大きなダウンフォース(マシンを路面に押さえ付ける力)を発生させる空力パッケージへと進化している。

ホンダは2021年限りでF1から撤退したものの、HRC(株式会社ホンダ・レーシング)としてレッドブルパワートレインズ社から委託を受けるかたちで2022年型パワーユニットを開発・製造し、レッドブルパワートレインズを通してレッドブルとアルファタウリに引き続き供給している。そのためレッドブルとアルファタウリのマシンにもHRCのロゴが掲示されている。

このマシンでF1参戦2年目のシーズンを迎える角田裕毅は、成績を向上させる自信があると語る。

「今年は自分のペースとドライビングの安定性を向上させたいと思っていますし、それをたっせいするためにどうすれば良いかは分かっています。昨年の終盤3〜4戦と同じようにレースができれば、今シーズンは良いスタートが切れるはずです。簡単なことではありませんが、やれるという自信はあります」

新車AT03については「とても格好良いと思います。まだ実際にサーキットを走ってはいませんが、(2022年規定の)シェイプとデザインはとてもクールですし、カラーリングもマシンに良く合っていると思います」と語っている。(米家峰起通信員)