北京オリンピック(五輪)のフィギュアスケート男子で個人戦銀メダル、団体戦銅メダル(暫定)を獲得した鍵山優真(18=オリエンタルバイオ/星槎)が2日、東京・日本橋本町のオリエンタルバイオ本社を訪れ、大会結果を報告した。

昨年10月に所属契約を結んだが、新型コロナウイルス感染症対策のため訪問などは控えていた。鍵山は「ようやく、ごあいさつにうかがえました。サポートありがとうございます。ちゃんと成績を残して帰ってこられたので良かったです」と、渡辺和晃会長、和孝社長らに笑顔で感謝した。社員の前でもあいさつ。22歳で迎える26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪へ「さらに、いい色のメダルを取れるように頑張ります」と宣言した。

息つく暇なく、今月は21日から始まる世界選手権(フランス・モンペリエ)へ向かう。「ワクワクした気持ちが強い。羽生(結弦)選手が(右足首捻挫で)辞退されたんですけど、代わりに(三浦)佳生君が入ったので、強いメンバーたちと切磋琢磨(せっさたくま)して頑張りたい」。日本勢が期待される金メダルへ「自分の演技ができれば、それなりの結果がついてくると思う」と五輪メダリストとしての覚悟と自信を口にした。【木下淳】