バレーボール男子日本代表主将の石川祐希(26=ミラノ)が11日、イタリアからオンラインで取材対応。セリエAでの7季目のシーズンを総括した上で、日本代表主将としての思いや、自身の今後の目標などについても語った。

一問一答の後編は以下の通り。

 

-今季のセリエAでは、西田有志、高橋藍と日本人プレーヤーが増え、対戦もした

「僕自身も日本人との対戦は初めてで、とても新鮮な感覚だった。世界一レベルが高いといわれているリーグで日本選手3人がプレーすることはプラスなこと。海外でプレーする選手が増えてくると、日本バレー界も変わると思う」

-24年パリ五輪までは、まだ2年? もう2年?

「もう2年しかないと感じている」

-出場チームを決めるプロセスも変わった。

「これからは世界ランキングが大事になってくる。ランキングを落とせないし、常に上げていかないと五輪に出られる保証がない」

-日本代表はブラン監督が指揮を執る新体制となった

「メンバーが大きく替わったわけではない。西田や高橋だけでなく、ポーランドでは関田もプレー。海外で腕を磨く選手は多く、僕がこうしたいという考えを理解してくれると思う。そういう選手と強いチームを作りたい。また僕以外にも、チームを引っ張るリーダーをもう1人2人作りたい」

-あらためて、今後の目標について

「世界のトップレーヤーになることは追い続けたい。あとはイタリアのリーグで優勝したい。そこは目指していきたい。何でもできる選手じゃないとチームから必要とされない。サーブ、レシーブ、スパイク、ブロック。すべてで活躍できる選手でありたい」

-特に伸ばしていきたいところは

「僕はチームを見ながらプレーすることにはたけていると思う。リバウンドを取ってチームをうまく回すとか、そういう部分はミラノでの2シーズン成長できたところと思う。次はチームのことを考えながらプレーしつつ、自分が得点を取って活躍してというところをもう一度考えて取り組んでいきたい」

-イタリアに来たからこそ成長できた点は

「レベルが高い環境のなかに身を置いてプレーすることで成長できた。ここでやってきてよかったと思うし、イタリアでなければここまで成長できなかったと思う」

-イタリアでのプレーも長くなってきた

「いまがピークですと言いたい気持ちがあるが、まだまだ成長できるとも思っている。もっと筋力を増やしても問題ないし、まだまだ強化し、成長できるキャパシティーはあると思っている」