「第59回全日本合気道演武大会」=(公財)合気会主催、日刊スポーツ新聞社ほか後援=が28日、東京・日本武道館で行われた。

コロナ禍で一昨年は中止、昨年は感染拡大防止の観点から出場者を約250人に絞り、群馬で個人演武のみを無観客の中で実施した。

今回は4000人が参加。通常開催であれば8000人参加で、半分の規模となったが、高段者、各師範らが日頃から鍛えた数々の技を披露した。

植芝守央(もりてる、71)道主は主催者開会あいさつで、3年ぶりの日本武道館開催を喜んだ。そして、「コロナ感染症がいまだ収まらぬ中、今出来ることを精いっぱい行うという気持ちで日々合気道に思いを寄せていただいていることが本日の大会の開催に結びついている。感謝の心を持ち、出場のかなわなかった方々の思いを胸に、一期一会の気持ちを大切に演武に臨んでいただきたい。この大会を機に、より一層精進し、心をひとつに前へと進もう」と話した。その後、総合演武も行い、関係者が熱い視線を送った。

大会は来年、同時期に日本武道館での開催が予定されている。