フィギュアスケート女子の坂本花織(22)と三原舞依(22=ともにシスメックス)が31日、神戸市役所で表彰式に出席した。

坂本は2月の北京五輪銅メダル2個で「神戸栄誉賞」、3月の世界選手権金メダルで「神戸市スポーツ特別賞」をダブル受賞。三原は1月の4大陸選手権優勝で「神戸市スポーツ特別賞」を受賞した。

表彰式では神戸市の久元喜造市長から練習拠点である「神戸市立ポートアイランドスポーツセンター」について「新しくしますので。たくさん使ってもらえるように」との言葉があった。

同センターでは、夏はプール、冬はリンクで営業。5年後の27年開業に向けて、現在ある施設の隣接地に新施設を建築する予定。現時点では、新施設の詳細はまだ決まっていない。

坂本は、新施設への要望を聞かれて「通年リンクがもう1個増えたらいいな」とにっこり。三原も「通年リンクがあれば、もっともっとフィギュアの人口が増えてくるかなと思う」と口にした。

坂本、三原ともに、夏は兵庫県内唯一の通年リンクである西宮市内の施設を利用している。ただホッケー、ショートトラックなど冬季競技が集中するため、フィギュアスケートとしての練習時間は、1日1時間30分に制限されており、練習は週5日。坂本は「どうしても夏の期間になると、みなそこに集まってしまうので。通年(リンク)がほしいです。ふふふ」と要望していた。