女子で19年世界選手権個人金メダル、21年東京オリンピック(五輪)代表の森ひかる(22=TOKIOインカラミ)が、5月の全日本年齢別選手権で出した2日間合計110・930点の得点で、11月の世界選手権(ブルガリア・ソフィア)代表入りを決めた。

この日の決勝では、2本目の技で着地位置がずれ始め、途中で演技を中断。そのまま終了し、決勝進出者8人中、最下位の8位となった。「乱れてしまったときに立て直せない」と反省し、「どうなっても大丈夫だというぐらい練習をしないといけない」と悔やんだ。

代表は男女各5人。女子は、5月の全日本年齢別で1位となった宇山芽紅(26)がまず代表に決まり、2位だった森は、その時にマークした得点を、今大会に持ち越した。今大会に出場しなくても、その110・930点を超える選手が今大会で4人以上出なければ、代表入りは決まっていた。

金メダル最有力候補といわれた21年東京五輪で決勝にも進めず、引退も考えた。しかし、今年5月に現役続行を表明し、再出発となった世界選手権代表入りだ。「第1のトランポリン人生は終わった。第2のトランポリン人生にふさわしい演技がしたい」と、決意を新たにした。

この日の結果で、世界選手権代表男女各5人が決まった。