バスケットボールB1リーグの三遠ネオフェニックスは14日、日本のスポーツチームとして初めて米ハーバード大と「スポーツアナリティクス・パートナーシップ提携」を結ぶとオンライン会見で発表した。同大でスポーツ経済を研究するジャッド・クレイマー経済学部教授らとプレーに関するデータ分析を行い、チームの強化につなげるのが狙い。現地の同大会議室から同教授とともに会見に臨んだ秦アンディ英之国際部門バイスプレジデント兼GMは、取引先と話し合う中で「縁あって決まった」といきさつを話した。

本拠の愛知県豊橋市から参加した牛尾信介社長は「まずはやってみる。仕組みを作ることが大事」と語り、将来的にホームエリアの学校などと学びを共有するなどの展開も望んだ。昨季、西地区最下位に低迷したチームに大きな変化をもたらしそうだ。【倉橋徹也】