不倫騒動があったバスケットボール男子元日本代表の狩野祐介(32=B1滋賀レイクス)に、クラブから来月いっぱいまでのチーム活動参加禁止などの処分が下された。

処分内容は<1>8月31日までチーム活動参加禁止<2>7月31日までの自宅謹慎<3>社会奉仕活動への従事<4>謹慎期間中の報酬カットの計4点。

狩野はクラブを通じて自筆コメントを寄せ、「私の軽率な行動により、私の家族、相手方の女性とその家族、チームメート、クラブに多大なご迷惑をおかけしてしまったこと、そして応援してくださっているすべての皆様の信頼と期待を裏切ってしまったことに対して、誠に申し訳なく思っております」と謝罪した。

文春オンラインによる報道では、隠し子疑惑もあるとされている。そうした中で、「記事にありますとおり、私に不貞行為があったこと、その後妻と別居し、現在離婚調停中であることは、いずれも事実であり、そのことについて弁解の余地はありません」とした。

また「プロアスリートとして多くのファンの皆様から期待をかけていただき社会の模範として日々の行動を律しなければいけない立場でありながら、あってはならない行為でした。心から反省をしております」ともつづった。

クラブの釜渕俊彦社長兼ゼネラルマネジャーが、役員報酬1カ月分の1割を3カ月間自主返納することも発表された。同社長は、「公式戦への出場については処分期間の狩野選手の行動を踏まえて判断いたします」とコメントした。

Bリーグ規約第3条には「公序良俗に反する行為および社会的規範に反する行為を行ってはならない」と定められている。

先に不倫騒動が発覚した日本代表候補の岡田侑大(24=B1信州ブレイブウォリアーズ)については、現時点でクラブからの処分は発表されていない。

バスケットボール界では18年アジア大会(ジャカルタ)開催中に買春行為が発覚した際、4選手に対して日本協会から1年間の公式試合出場権を剥奪する処分が下された。