身長168センチと長身の大坪瑚子(ここ、14=邦和みなと)が優勝を飾った。

ショートプログラム(SP)1位で迎えたフリーもトップの92.23点を記録。合計141.29点とした。冒頭で3回転フリップを成功させると、転倒もあったが、終盤に3回転トーループからダブルアクセル(2回転半)2本の3連続ジャンプを決め「もっと大きく手足を使えるようになりたいです」と意欲的だった。

前日のSP後には先輩にあたる横井ゆは菜(22=中京大)が「ココ様!!! 素敵! かわいい! 長身エレガントスケーター!」と興奮気味にツイート。「普段は瑚子ちゃんって呼ばれています」とほほえんだ大坪は、国際大会を転戦する横井からジャンプの面などで学びがあるという。昨季は股関節の痛みに悩まされたが、現在は復調。シーズンの本格化を前に、全日本ジュニア選手権(11月25~27日、茨城・山新スイミングアリーナ)進出を目標に掲げた。【松本航】