東京オリンピック(五輪)スケートボード女子ストリートで史上最年少の金メダルを獲得した西矢椛(14=ムラサキスポーツ)と男子ストリートの白井空良(20=ムラサキスポーツ)が23日、都内で行われたイベント「QBB SKATER'S DAY」に出席した。

未経験の小学生を対象としたレッスンで、ゲスト講師として招かれた。7歳でスケートボードを始めた中学3年生の西矢は「スケートボードを楽しいと思ってもらえたら」と、終始穏やかな表情で指導した。白井は「5歳で始めたので覚えていないが、俺にもこういう時期があったんだなと」と笑った。約5分のデモンストレーションでは、西矢、白井ともに高難度のトリックを披露。レッスンを受講した子どもたちも感嘆の声を上げた。

昨夏の東京五輪では、テレビ中継で「13歳、真夏の大冒険!」の実況が話題になった西矢。先月24日の米カリフォルニア州で行われた「Xゲーム」で初優勝を飾るなど、世界の舞台で存在感を見せ続けており「“冒険”できているのかなと思います」と滑らかだった。

今月30日に15歳の誕生日を迎える。海外転戦や練習などで多忙の中、“夏休み”もわずか。「夏らしいことをしたか」という質問には「特に(ない)。海に行きたいです」と、自然に触れるリフレッシュを求めた。