ショートプログラム(SP)首位の中村俊介(17=木下アカデミー)が、シリーズデビュー戦で初優勝を飾った。フリーもトップの141・97点を記録し、合計219・65点。同じ高校2年生で木下アカデミー所属の吉田陽菜(17)と、アベック優勝を果たした。

失敗を引きずらなかった。冒頭の4回転トーループで転倒。それでも続くトリプルアクセル(3回転半)を成功させ、ジャンプをまとめていった。スピンのレベル取りこぼしなど課題も残すが、2位に23・50点の大差をつけた。

3位には合計188・66点で森本涼雅(15=木下アカデミー)が入った。シリーズ2戦上位6人がファイナル(12月8~11日、イタリア・トリノ)に進む。