アイスダンスで19年全日本選手権2位、20年4大陸選手権(ソウル)13位などの実績を持つ深瀬理香子(25)が、シンクロ種目への転向を受け、今季からカナダ連盟の所属になった。

カナダ・モントリオールを拠点にしながら、今年3月、大東文化大の大学院を修了。同時に、シンクロナイズドスケーティングのカナダ代表チーム入りを決断したことに伴い、日本スケート連盟への届け出が両国ともに承認され、所属が「大東大」から「カナダ連盟」に変わった。

張睿中オリバー(カナダ)とのカップルでは日本連盟所属を選択していたが、今季から深瀬がシンクロ代表チームで活動するためにカナダ連盟へ移籍した。

シングル、ダンスに続く異例のシンクロ挑戦は、設立100周年を迎える母校・大東文化大の特設サイトで明らかにした。

インタビュー「活躍する大東人100周年記念スペシャル」が1番手で25日に掲載され「これまでアイスダンスという競技を続けてきましたが、今シーズンからシンクロナイズドスケーティングという、1チーム16人で演技をする競技に転向して、カナダ代表のチームに入って今年(2022年)の5月から練習を開始したところです」(原文まま)と報告していた。

カナダは、今年4月に自国で開催されたシンクロナイズドスケーティング世界選手権(ハミルトン)で優勝。「強いチームに入っているので、皆の足を引っ張らないように練習して、切磋琢磨(せっさたくま)しながら励んでいきたいと思っています」と、滑り出しからハイレベルな環境に身を投じている。【木下淳】