2連勝を目指した日本が、強豪ブラジルに0-3(21-25、18-25、16-25)のストレートで敗れた。

第1セットは序盤に西田有志(22)が2本のサービスエースを決めるなど、最大4点をリード。関田もサービスエース、高橋藍や山内、大塚らも躍動した。ただ、終盤に勝ち越しを許し、このセットを落としてしまうと、流れは完全にブラジルに傾いた。

第2セットは強さ、高さで圧倒され、点差が開いた。山内のブロック、大宅が身を投げ出して連続してボールを拾うなど意地は見せたが、苦しい展開になった。

ようやく第3セットの序盤に息を吹き返し、関田の絶妙なワンハンドトスから西田が決めるなど一時は5-2とリード。ただ、2枚、3枚と襲いかかってくるブラジルのブロックに対応できず。

左足首のケガから復帰したエースで主将の石川祐希(26)を中心に、つなぎや技術面で食らいつこうとしたが、なすすべなく敗れた。

昨夏の東京オリンピック(五輪)準々決勝、今年7月のネーションズリーグ大阪ラウンドに続き、三たびストレート負け。ただ、点差的には接戦だったネーションズリーグよりも、力の差を見せつけられた印象だ。

公式戦では1993年7月4日のワールドリーグ・予選リーグで3-2で勝って以来のブラジル撃破を目指したが、勝利は遠かった。

ブラジルは2連勝でB組首位、日本は1勝1敗で3位。

決勝トーナメント進出をかけ、30日の1次リーグ最終戦で2位キューバと直接対決する。

 

【日本のスタメン】

〈セッター〉

8 関田誠大(28)

〈オポジット〉

1 西田有志(22)

〈アウトサイドヒッター〉

5 大塚達宣(21)

12 高橋藍(20)

〈ミドルブロッカー〉

2 小野寺太志(26)

6 山内晶大(28)

〈リベロ〉

20 山本智大(27)

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