世界ランキング2位の桃田賢斗(27=NTT東日本)が初戦で姿を消した。世界ランキング35位のインドネシア選手に15-21、20-22で敗れた。今月4月のアジア選手権でも桃田は初戦で同選手と対戦し、逆転負けを喫していた。

桃田は先週に東京で開催された世界選手権では2回戦で敗退。練習にはしっかり取り組めているとしたうえで「本番の緊張感の中で、練習通りにプレーをすることの難しさを改めて痛感した」と話していた。

第2ゲームではセットポイントを取ったが、その後5連続失点。初戦敗退に終わって「相手に決めたいと思わせたかったんですけど、相手が冷静だったので、自分がプレッシャーを感じてプレーが小さくなった」と反省した。

昨夏の東京オリンピック(五輪)ではまさかの1次リーグ敗退。その後の国際大会でも初戦敗退を重ねるなど不振が続く。「ディフェンスからプレッシャーをかけていくプレースタイルなんですけど、(今日は)一発で決められることが多かった」と話した。

先週の世界選手権、今週のジャパンオープンと連戦する国内開催の国際大会で復活の糸口をつかみたかったが、いずれも不本意な結果に終わった。