神戸大が近大に32-6と初戦を快勝で飾った。

開始いきなりのカウンターパンチが効いた。WR竹本修斗(4年)が98ヤードのビッグランで、キックオフリターンTDを決めた。わずか18秒で試合の主導権を奪い、その後もTDを重ねて、DF陣も第4Q6分過ぎまで近大のオフェンスを封じ込んだ。

竹本は「狙ってましたね」としてやったりの表情を浮かべた。相手の守備陣形からイメージを描いていた。「(近大の守備は)オーソドックスな陣形ではなかったがここを抜いていこうと。ブロッカーと打ち合わせていた通り。いいブロックをしてくれた」と仲間に感謝した。

神戸大は3年前にリーグ3位となり、甲子園に迫った。当時1年の竹本は出場機会もなく、サイドラインで戦況を見守るだけだったが「あの興奮が忘れられない」という。

最終学年を迎え、「目標は日本一」とキッパリ言った。「ここからの3節が大事。目標の日本一に向けて落とせない戦いになります」と表情を引き締める。

次節17日に関大、そして10月1日に立命大、そして同15日に関学大と関西学生の“3強”に挑む。「勢いをつけていきたい。3強を倒したい」と快足WRは決意を新たにした。