木科雄登(21=関西大)が73・04点で首位通過を決めた。

高さのあるジャンプと華麗なステップがさえた。冒頭のトリプルアクセル(3回転半)を決めると、米歌手マイケル・ジャクソンの「Bad」に合わせてステップを刻み、堂々の首位発進を果たした。

演技後は「すべてのジャンプを落ち着いて、緊張なく終われた」とホッとした表情を見せた。自身の演技の見どころについては「ジャンプを終えてからのステップが、曲と同じように盛り上がっていくところ」と説明し、「今日はスピンの取りこぼしがあったと思うので、そこは全日本選手権(12月21~25日、大阪)までに修正していきたい」と意気込んだ。

2位は壺井達也(19=シスメックス)で、72・51点をマーク。3位の森口澄士(20=木下アカデミー)も71・31点で、上位3人が70点台前半で競り合う結果となった。

男子フリーは30日に行われ、今大会の上位10人が12月の全日本選手権の出場権を獲得する。