男子は、準決勝で早大の6連覇を阻止した筑波大が、東海大に3-1で勝利し、10年ぶり10度目の優勝を飾った。

筑波大が粘り強さを発揮し、逆転勝ちを収めた。0-1で迎えた第2セットはジュースへもつれる壮絶な展開となったが、アタックを返し続け、31-29で奪取。

日本代表の垂水優芽主将(4年)は「第2セットはあまり覚えていない」と笑いつつ「自分が最後に決めきることが出来た」。優勝が決まった瞬間はホッとした表情で「背負ってきたものが違った」とかみしめた。

■女子とのダブル優勝ならず

東海大は1セット目を先取したが、第2セットをジュースの末に落とし、流れを渡した。立て直すことが出来ず、女子とのダブル優勝を逃した。

今年の世界選手権に出場した佐藤駿一郎(4年)は、身長204センチの高さを生かしたアタックを連発するも、11年以来の優勝へ導けずに涙。それでも「楽しかった」と振り返り、「日本代表で活躍する姿を見せたい」と誓った。卒業後はVリーグのジェイテクトへ進む。

◇男子個人表彰

▽最優秀選手賞 垂水優芽(筑波大4年)

▽敢闘賞 山本龍(東海大4年)

▽優勝監督賞 秋山央(筑波大)