ショートプログラム(SP)3位の三浦佳生(17=)が、シーズン前半の世界一決定戦で悔しい経験を味わった。フリー158・67点の合計245・74点で5位に険しい表情を見せた。

冒頭は無難に3回転ループから入り、続く4回転-3回転の2連続トーループに成功。4回転サルコーも我慢して降り切った。前半最後のトリプルアクセル(3回転半)-1回転オイラー-3回転サルコーも決めた。

後半に苦い結果が待っていた。4回転トーループが2回転となる。続く3回転半は成功させたが、最後、意地で4回転トーループに再チャレンジしたが、転倒した。

演技が終わると、首を振って悔しそうな表情。17歳6カ月での日本男子史上最年少となるGPファイナル表彰台を逃した。

大会を終えると、公式ツイッターで「グランプリファイナル応援ありがとうございました。何もかもが足りませんでした。本当に悔しいです。全日本絶対やってやる」とつぶやき、すぐ到来する全日本選手権(21~25日、大阪・東和薬品RACTABドーム)での巻き返しへ切り替えた。