ソフィア・アカチエワ(15)が85.59点で首位発進した。トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を冒頭に決めると、3回転フリップ、後半のルッツからトーループの連続3回転も成功し、スピン、ステップシークエンスでも最高難度レベル4を集めた。

ロシアの昨季ジュニア女王は、同地で開催された21年ジュニアグランプリ(GP)シリーズのロシア大会で、SP75.89点、フリー157.19点、合計233.08点のジュニア世界歴代最高点を記録。国際スケート連盟(ISU)公認記録として現在でも破られていない。

今大会は国内参考記録だが、85.59点は世界歴代2位に相当する得点となった。エテリ・トゥトベリゼ・コーチに師事する逸材がシニア勢と滑る中でも実力を見せつけた。

2位は元世界女王のエリザベータ・トゥクタミシェワ(26)が82.98点、3位はソフィア・ムラビヨワ(16)が79.96点。北京五輪代表のカミラ・ワリエワ(16)は冒頭の3回転半が1回転半になり、76.61点の4位発進となった。