32大会連続出場の強豪・石見智翠館(島根)が完封勝ちで3回戦に進出した。この日は1年のスタメンが3人とフレッシュなメンバーで試合開始。

前半、その1年生が流れを呼び込んだ。前半3分、WTB吉岡聖太(1年)が左中間に飛び込み先制のトライ。その後、チームは後半に2トライ、1ゴールと得点を積み重ね、相手を突き放した。

安藤哲治監督(49)は「前回と同様に(エンジンがかかる)時間がかかってしまった。けれど、相手の強みのモールを最後にしか出さなかったのは良かった」とたたえた。

次戦は今季、春の選抜大会1回戦で10-10と引き分けた後、抽選で敗戦した天理(奈良)。フランカー大沢櫂(かい)主将(3年)は宿敵との再戦に闘志を燃やした。「抽選でああいうことになってしまって、もちろん意識してますし、越えるべき山。天理が相手だとしても、60分間、自分たちのラグビーを貫きとおしていけるように準備していきたい」。ようやく、悔しさを晴らす時が来た。

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